今日も手作り日和

植物をモチーフにしたアクセサリーを制作しています。制作のことや悩み、ときどき日々のことを綴っています。

小鳥とさくら

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制作でバタバタしている中、桜を見に少し遠くへ出かけました。

 

制作が進んでいないことや出展企画展が迫っていることで行けないかなと思いつつ、どうしても諦められず徹夜で毎日集中です。

 

今回参加するのは「鳥」に関するモチーフの企画展です。

精神的に制作できる状態になかったのでキャンセルしようか悩んだものの、出展料を振り込んだ後だったので、出来るところまでやってみることにしました。

転売や価格のことで落ち込んではいるものの、参加する以上見てくださる方が楽しくかつ使いたくなるような作品を作りたいと思いました。

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今回この企画展に参加したのは「新しいアプローチをしたい」と思ったからです。

参加するのは小鳥グッズが集まる企画展で、そこには名前のとおり大の小鳥好きさんが集まるそうで鳥グッズに対してかなり目が肥えているはずです。

植物ばかり作っていた自分をあえて鳥しか作れない環境下に置くことで何か新しい発見があると思ったんです。 

f:id:hanatsutimizu:20180404235148j:plain私自身、小鳥は好きですが鳥グッズを集めるほどマニアではないので、鳥好きさんの感覚がつかめない中でデザインを何度も変更しながらの制作でした。

そんな中でも今できる自分のイメージを形に出来たと思っています。

 

とはいえ、売れ残るのがこわくて思っているよりも価格を安めに設定していることで気持ちがモヤモヤしたり、安くしたにも関わらず一つも売れなかったら...と思うと不安があります。

転売のダメージをまだ引きずっていて、心から楽しんで作っているかというと頷けない状態です。

 

前置きが長くなりましたがそんな気持ちを休めたくて、スケジュール的に無理してでも桜を見に行くことにしました。

前日にカメラのレンズが壊れてしまうハプニングがありましたが、他の付属のレンズがあったので写真も残すことが出来ました。

 

満開の桜は本当に美しいです。

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川のところで座れるようになっているので、そこで座ってお昼ご飯を食べました。

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食べているものはコンビニのパンですが、とても贅沢な時間に感じます。

 

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先に歩くほど人が多くなり騒がしくなってきたので、逆方向に向かうことにしました。

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反対側に足を進めるとそこは道が砂利になった田園地帯で、空が川に写ってキラキラ輝いていました。

 

遠くの山を見ながら歩いているともっと遠くに行きたくなります。
この場所は住宅街の中にあるのですが、行く道中からまるでここがふるさとのように、何故か懐かしい気持ちになります。

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今住んでいる場所は全く心が休まりません。

しがらみが多くて過去のことを忘れられず、今でも思い出して嫌になります。

 

物心ついた頃から家の中に居るのにふと一人になると
「帰りたい」
と言葉に出してしまうことがありました。
だけど、その帰りたい場所がどこなのかも分かりません。

この場所に着て懐かしい感じがするのは、心落ち着ける場所を探しているからかもしれません。

 

桜を見ているとサギを見つけました。

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種類はよくわかりませんでしたが(あとから調べたらアオサギのようです)、カメラを構えていると横で一緒に見ていた老夫婦に話しかけられました。

「写真部の人かい?」

童顔で小柄のせいか、どうやら学生さんの部活動に間違えられたみたいです(;^_^Af:id:hanatsutimizu:20180404231220j:plain

「いえいえ違うんです。今大きなレンズを使っているのでプロっぽく見えますが、実は全く使い方が分からないんですよ...(笑)」

と返すと、

「構え方に貫禄があったので、写真部の部長さんかと思った!」

と笑い出し、

「頑張って綺麗な写真撮ってね!」

と老夫婦は笑顔でまた歩き出しました。

 

たわいのない会話ですが、いつも家に籠って制作をしている私にとっては、とても貴重な体験です。

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桜を見ている人はみんな穏やかな表情をしています。

見ず知らずの人同士でも美しいものを見ていると、その時間を共有したくなるのかもしれません。

 

気づいたらもう桜の季節は過ぎ、夏がすぐそこまでやってきています。

出来ることなら桜前線を追いかけてもっと遠くへ行きたいけれど、次の新作の納品が迫っているので、ゆっくりも出来ません。

 

もう少し桜を眺めていたい。

そんなお花見でした。